おうち時間の定番である映画。SNSでオススメや好きな映画をあげている方が多いですよね。
私も何気に好きな映画をツイートしてみましたが、文字数もあってあまり語れないな~と物足りなくなってしまって。こちらに書きます!
AmazonプライムビデオやNetflix, Hulu などにあるものもあれば、ないものもありますのでご了承ください。逆にTSUTAYAにあったりするかも!
ネタばれしたくないので気を付けたつもりですが、気になる方は飛ばしてください!!
①恋人までの距離(ディスタンス)(1995)
ヨーロッパの列車内で出会ったアメリカ人青年ジェシー(イーサン・ホーク)とフランス人の女子大生セリーヌ(ジュリー・デルピー)が意気投合し、Before Sunrise (日の出前)までウィーンの街を散策。別れ際に2人は半年後に同じ場所で会おうと約束する、というストーリー。
ほぼ2人の会話で成り立っていて、ただ歩きながら、カフェに入って、と場所を変え自分の話をし合うだけなんだけど、これがナチュラルだし可愛い。お互い魅かれあっているけれど、まだ出会ったばかりだし。。。みたいなもどかしいさと初々しいカンジがあって、あぁぁぁあ~~若いっていいなぁってなるw
別れ際の約束。今だったら『Facebookあるー?』とか、『インスタは?』とか人と繋がるのは簡単で、付き合ってからもLine や Face Time できたり便利すぎる世の中なんだけど、90年代初頭はスマートフォンどころか、携帯電話もギリギリ庶民まで広まっているかいないかの時代で、国際電話はバカ高いし、良くて文通?みたいな時代だったと思うんだけど、そんなところ、口約束で別れるのがロマンチックなんだろうな~って。
こちらは続編で、この作品から9年後のBefore Sunset、さらに9年後のBefore Midnight と3部作になっていて、それぞれが同じく2人の会話ベースで成り立っています。役者もキャラクター同様に年を重ねて、2人の関係性が変わっていく様や、20代、30代、40代で年代ごとの悩みというかロマンティックだけじゃ済まされない生活感でてきたりして、やけにリアルだったりして良いです。こういった背景柄、1作から順に見ないと成立しないので、1からみてってね!
②ゴッドファーザー (1979)
ソフィア・コッポのお父ちゃんのアカデミー賞も受賞した、映画史に残るベストムービーによく挙げられる名作。3部作。マフィアのドンとその家族の話で、一聴すると物騒な話に聞こえるかもだけど、実は家族愛の話。アル・パチーノ演じる、出自を嫌って戦争に行ったりしていた好青年マイケルがいかにドンになるかのサマを描いたのが1作目。続編の2作目も秀逸で、1作目で亡くなったマーロン・ブランド演じるドンの若い頃、マフィアにならざるを得なかった過去をロバート・デニーロが演じています。3作目は割と駄作と言われがちで(笑)たしかにビミョー感のあるもたついたストーリーなんだけど、2まで見たら絶対観たくなるでしょう!監督になる前の若いソフィア・コッポラが美人役で出演して、親バカだとボコボコに評されたり(笑)
とにかくストーリーが壮大というか、カッコイイ!し感動的なとこもあって良い!
③6才のボクが、大人になるまで (2014)
タイトル通り、6才の男の子が大人になるまでをツラツラと描いていて、主人公の男の子は実際6才から18才までの12年間、毎年一定の期間撮影に参加したというから半ドキュメンタリーのような作品。様々な賞にノミネート・授賞した作品。
お母さん役のパトリシア・アークエットとお父さん役のイーサン・ホーク、お姉ちゃん役の女の子も映画の中でリアルに年取っていくわけで、そりゃ説得感アリアリだなって感じなんだけど、子供時代から見てる子が大きくなっていく様子をみて、アラ大きくなったね~って親しい友人の子どもや親戚感覚にもちょっとなったりもする。子どもの成長ってすごくて1年でぐっと変わる時とかもあってなんか感動したりして。
ボクの少年時代は割と平坦ではなく苦労もあるんだけれど、何か大きい出来事やドラマを乗り越えて感動的結果を得ました!とかでは全然なくって、一人の人間の人生を見せてますって感じで、オチがあるわけではない。当然だよね。生活は続くんだから。なので半ドキュメンタリー風なところが、ハイッ。各自で感じて何かを受け取ってくださ~い 的なスタンスだったりもするので、人によっては「で、何?」って思う人もいるだろうし、逆に、「うぁリアリティ!(すき!)」ってなる人もいるんだろうなと思います。
個人的に、この作品みて「で、何?」の人とは仲良くなれない(笑)
12年もの年月をかけて撮影を続けたという事実も勿論作品をより良くしているのは確かなんだけど、それぞれの登場人物の何気ない発言だったり会話がグッとくる。
Manhood とか言って続編撮っててくれないかな~とか密かに思っている 笑 みたいよね!!
④エターナル・サンシャイン (2004)
ビョークのMVなどでも有名なミシェル・ゴンドリー監督、マルコヴィッチの穴のチャーリー・カウマン脚本、主演はジム・キャリー、ケイト・ウィンスレットの奇抜だけど切なくもあるラブストーリー。
ある日ジョエル(ジム・キャリー)は別れたばかりの恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が自分の記憶を消去する施術を受けたと知る。悲しさで怒り傷つき、自分も同じ施術を受けることに・・が物語の大筋なんだけど、まぁファンタジーですよね。だからリアルではありえないような凝った映像で主人公の心の内を表現していたりで設定だけでなくビジュアル的にも楽しめる芸術性の高い作品。
キャラクター設定も役者の演技も勿論よくって、ジョエルは真面目で消極的なタイプの男性で、クレメンタインはブルーだったり真っ赤だったりコロコロ髪色を変える(ここで時系列を読める)衝動的で刺激的なタイプの女の子。
お互いが無いものを持っている事で魅かれあっているタイプのカップルだったんだろうけど、付き合って慣れ合っていくうちに逆にそこが原因でダメになっちゃうっていう。あるよね~!最初は新鮮で好きだったトコが長くいるとだんだんムカついてくるっていう(笑)
この2人が良いのはもちろんなんだけど、キルスティン・ダンスト演じるクリニックの受付嬢の話だったりもいい。ロード・オブ・ザ・リングのイライジャ・ウッドはなんともセコイ男として登場。ラストにかかるベックの渋い曲がこれまためちゃめちゃ良い。
どんなに人の心を操作しても、結局、最後はなるようにしかならないんだな~~と思う。出逢うべくして人は出会うし、ダメな時はダメなんだな。と思ったり。
奇想天外なお話に見えて割と考えさせられるし感動もできる。1人でみるのもパートナーと観るのも良いハズ。パートナーの事なんかムカつくわ~って思ってても、出会った頃のトキメキを思い出して優しい気持ちになれると思う(笑)
⑤ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 (2005)
ローリングストーンズの初期メンバーでバンドの中でカリスマ的存在感だったブライアン・ジョーンズ。バンドの中心的存在でリーダーだったにも関わらず、酒やドラッグに溺れバンドをクビになり、牧歌的な田舎のお屋敷でヒッピーみたいな暮らし(ほぼ隠居生活?)をするが、しばらくしてプールで溺れて亡くなる。それに至るまでの話を実話に基づいて映画化。
ブライアンの死については死後、長い間謎だったけど、庭師?世話役をしていた男性の証言で真実が明らかに。その男性目線でのブライアンは、落ちぶれてもまぁスターなわけで、同性の目から見ても眩しい存在なんですよね。最初はブライアンの事を訝しげに見ているこの男性も、一緒に過ごすにつれ彼への憧れや友情、コンプレックス、、みたいな感情が出てきて、そこがうまく描かれています。
役者もいい感じ。若き日のミックやキーズ役なんかは、モノマネ芸人?ってくらい顔が似ているんですが、60年代ファッションも見所。特に、「ストーンズの女」として有名な女優 アニタ・パレンバーグ役の女優さんのファッションやヘアーが可愛い!
実話ってとこも興味深いんだけど、人のココロの弱さみたいなとこもうまく書かれていて面白いしカッコイイ映画。
⑥イントゥザワイルド(2007)
裕福な家庭の青年が放浪の末、アラスカの廃バスの中で遺体で発見された事件を描いたノンフィクション小説『荒野へ』をショーン・ペンが監督・脚本で映画化。
主演はミルクでショーンと共演もしているエミール・ハーシュ。クリステン・スチュワートも出ているよ。
裕福な家庭で育ち何不自由ないけれど、両親含め物質主義な世の中に疑問を持ち幸せとは何かを追及?しに放浪の旅に出た青年が、行く先々で出会う人と触れ合う放浪ムービー。というとほのぼのした感じに聞こえるかもだけど、最終的にはアラスカで自給自足のサバイバル生活みたいになって、、というシリアス系放浪ムービー。
バックパッカーやってた人や、やりたいけどできない人、自給自走に憧れがある人や主人公ばりに 幸せって何? って人には刺さるであろう放浪モノ。
いうなれば究極の体験でもあるわけで、これが実話って事もすごいし、綿密な取材で(確か)本人の手記をもとに彼が何を考えどう過ごしていたのかを原作にしたものだからとっても興味深い。
⑦ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (2012)
タイトルにある通り、漂流したボートに少年とトラ、、で最初にコレ聞いたときには「一体どんな話なん???」ってハテナばっかりが増えたものだけど、これが哲学的で宗教的な話でもあり、更にはラストでドーンとドンデン返し的なネタバレがあったりもするエンターティンメント大作。
ラストに行きつくまでは、それホント?みたいなファンタジー的なお話を聞かされている状態で、ただトラと漂流しているだけの割にはエピソードは尽きないし、グラフィック満載の映像も大迫力かつ幻想的で綺麗だったりで飽きない。むしろ見惚れちゃうくらい綺麗なんだけど、最後の意味が分かった時にまた違う感情が!!なので何回も観たくなる作品。
最初はトラ超こえーって感じなんだけど(成トラだからデカイし)、割と早い段階で可愛くなるw
人は究極の心理状況に達すると、起こった出来事を幻覚のようにとらえてしまうのか、後から物事を書き換えてしまうのか。。。この状態になる人ってのもなかなかいないと思うのだけれど、もしこうなったらこう捉えてしまいそう!と思えるから凄い。
映画を見てこれはこういう意味なのでは?とかアレコレ考察するのが好きな人にはとっても向いているタイプの映画だし、そうでない人でも、綺麗でダイナミックな映像は見てるだけで楽しい!
⑧世界に一つのプレイブック (2012)
ブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンス主演。ジェニファーはこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞。
ブラッドリー演じるパットは躁うつ病と診断され病院を出たところから始まり、ジェニファー演じるティファニーは自暴自棄になっている未亡人という設定。・・と聞くと暗くて重い話なのかと思いきや全然!むしろ登場人物全員が壊れちゃっているというか、変人しかいない(笑)
本人的には真剣に生きてるけど、どっかズレてたり不器用な人たちの可笑しさ、みたいなのが全体的にあるんだけど、ちょっと人間味があって、なんかダメな自分でもいいんじゃない?って思わせてくれたりする。ちょっとした勇気がもらえる人もいるんじゃないかな。
感情的な部分の描き方も良くて、例えば、片思いだったり失恋だったり、自分の気持ちが相手に伝わらない悲しさや切なさとか、恋愛に限らず皆あるのかななんて思うのですが、そういう感情の表現もあって共感しやすいかなと思ったり。
言わずにいられないのが、ジェニファー・ローレンスの美しさ、というか、ピチピチ感よ(笑)ムチムチなんだけどウエストはくびれていて、見るからにうるおいがあるお肌に「これが若さか…!?」と叫びたくなる魅力。
ブラッドリー・クーパーもいい演技していて、勿論イケメンなんですけど、それを感じさせない、むしろちょっと『そこら辺のニイチャン』感すらある、気取ってない、、というか、変人なんだけど根はまともでまっすぐないい人(鈍感だけどね!)みたいな役がとってもいい感じ。
今回挙げている作品の中では、妙なヒネリがあったりしない作品で気楽に鑑賞できるし、見終わった時元気になる系の映画だと思います!
⑨ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン (2012)
サタデーナイトライブ (SNL) にも出てたコメディアン クリスティン・ウィグ主演の下ネタ満載のアメリカンおバカコメディ。これまたSNLに出ていたマーヤ・ルドルフ(ミニー・リパートンの娘さんです!)や、ドラマ 『ダメージ』のローズ・バーンなどなども出演しています。
親友の結婚式でブライズメイズ(花嫁の付添人)をやることになった主人公が張り切るけど全部裏目に出て、、みたいなドタバタなおバカコメディ。
同じくブライズメイズをやることになった美人でお金持ちマダムな一人と敵対してバチバチやったり、何事もうまくいかない主人公が周りに当たったりで散々な
様子がハチャメチャに描かれていて、ゲラゲラ笑えるんだけど、友情~な所も最後にはありヨカッタネ!な映画。
ハング・オーバーとかTEDとか好きな人にはウケるかな!
これもまた元気になる系なので、気楽に笑えるの探している人はどうぞ!!
参考なりますと嬉しいです!!